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<入手困難だからこそ味わいたい>幻の長崎カステラ『岩永梅寿軒』を訪ねて
この味を知らずしてカステラは語れない!

recommend 2019.05.11

ごきげんよう。旅するおやつ案内人・甘味婦人です。
先日、日本の砂糖はじまりの地、長崎へ行ってまいりました。
旅の目的はもちろん、『岩永梅寿軒』のカステラを入手することのみ!
って、一度は憧れますよね。“そのためだけに行く”セレブリティー的食紀行。

かつて、いただきもので味わった甘美な記憶は恋にまで発展し、
本店への憧れが募るばかりでございました。

なぜそんなに幻か?実はこちら、長崎でしか手に入らない・・いや、数量限定・受注生産・現地購入のみ(長崎県)・予約3~6か月待ち・僅かな店頭販売分もあるかどうか行ってみないとわからない・・という、長崎人でもハードル高い知る人ぞ知るカステラなのです。

もともとカステラが大好きで専門店を巡ってきましたが、岩永梅寿軒本店は私の“カステラ終着駅”にしようとひそかに決めていた聖地的存在でした。
しかし意外とスイーツの神は私に甘い。(二度もチャンスをくれた) 
予約せずにぶっつけ本番で訪れた朝、お店のSNSで店頭販売告知のおしらせが!



創業は幕末の天保元年1830年(現店舗建造は1902年)
黒塗漆喰と重厚な扉の風格ある佇まい。

開店一時間前は誰もいなかったのですが、あれよあれよとカステラ行列の先頭に(笑)
日によって当日入手は個数制限もあるとのこと。
午前中には早々売り切れです。



きめ細かくてもっちり濃い
岩永梅寿軒のカステラは、底のザラメがびっしり!
しっとりきめ細かく、程よい弾力、艶やかな焼きの美しさも特徴です。

やはり上品なふくよかさは右に出るものがいないかも♪


<甘味婦人のお菓子な寄り道~カステラ編~>
◎「なぜカステラは和菓子屋に?」
長崎にてポルトガルの宣教師から伝わったカステラは南蛮菓子と呼ばれ、外国から渡来してきたため洋菓子と分類したいところですが、和菓子と洋菓子の分類は明治以降。
カステラが長崎に伝わったのは室町末期。明治以前のお菓子は全て和菓子として分類されるので和菓子店でつくられているのです。
◎難読漢字『卵糖』とは? 
答えは想像の範囲内でしょうが、カステラです(笑) 
日本に伝わった当時は家主貞良・加須底羅と当て字で表記されていたとか。


長崎カステラは老若男女から愛される国民のおやつ。
万人が知るシンプルなお菓子ほどレアな逸品にこだわりたいですね。

さて、カステラ終着駅についたものの、まだカステラ通とは名乗れませんね。
特急から各駅停車に乗り換えますか。



Text: 甘味婦人



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