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70歳の誕生日を迎えた、英国王室のアン王女 Vol.3
エリザベス女王も娘のアン王女を誇りに思っているに違いない!

limited 2020.09.15

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過去約50年の間に500以上の重要な英国王室行事で責任ある立場を担った、今年の8月15日で70歳の誕生日を迎えたアン王女(Anne, Princess Royal)。


そうしたアン王女のコメントについてロバートいわく「アン王女と話をするときは、しっかりと準備を整えて、回りくどいことを言ってはいけないというのが私の感想です。アン王女自身、要点を手短にまとめて話をするよう心掛けているようですし、とにかく時間を無駄に使うことを嫌う方なんです。」

どうやら彼女のそうした現実的な一面が父親譲りといわれるゆえんなのかもしれない。両親に忠実な娘で、いろいろな意味で父親である、エディンバラ公爵フィリップ王配(Prince Philip, Duke of Edinburgh)の性格を受け継いでいるといわれる一方、母親似の一面もあると語るロバートは、

「もしアン王女がクイーンとして君臨する機会があったら、多分素晴らしいクイーンになって、王室内に良い意味での緊張感をもたらすことができたかもしれません。

きっと歴代の英国首相もアン王女の前ではタジタジとなって、緊張するに違いありません。抜群の記憶力、ユーモアセンス、動物に注ぐ深い愛、自然に囲まれた田舎をこよなく愛する心、どのような状況に陥っても冷静沈着な判断ができる才能、そのどれをとってもアン王女はまさしく母親譲りだといえるのではないでしょうか?

そして、多分アン王女が持つイギリス人特有の究極の冷静さが1974年に起きたイアン・ボール(Ian Ball)による“誘拐(未遂)事件”を何とかかわすことができた一因ではないかと思っています。」

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現地時間1970年撮影。


決してうろたえたりしないアン王女は誘拐(未遂)事件の恐怖を決してトラウマのように引きずったりせず、“起きたことは起きたこと。もう忘れて前に進みましょう”と割り切って考える現実的な性格の持ち主だという。
それどころか、アン王女は“そのとき身に着けていたドレスを汚されたことの方が不愉快で問題だった”とのこと。

そして、車の中でイアンが彼女の腕を乱暴につかんで、ついてくるように命令したとき、「そうはいかないわ、私は絶対にここを動かない!」と叫んだというのは今でも語り継がれる有名なエピソードである。

そして、誘拐(未遂)事件の最中、拳銃で3発撃たれて傷を負っても自らの責務を果たそうとした、ジム・ビートン(Jim Beaton)警部は、その功績を称えられ、ジョージ・クロス(George Cross)勲章を授与されたという。

しかし、誕生以来70年間の人生を王室の一員として国のために捧げてきたアン王女に引退という選択はないらしい。
そこで、ロバートがザラに「誰もお母さまにそろそろゆったりとした人生を過ごしたらどうですか?とは進言しないのですか?」と聞いてみると、ザラから戻ってきた返事は、短い言葉で「あなたの幸運を祈っているわ。」という一言!

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現地時間1982年撮影。


そして、ザラの返事は実に的を射たもので、ロバートがアン王女にその質問を投げ掛けてみると、
アン王女からは「スローダウンですって。もう十分にそうしているつもりなのだけれど。」という答えが戻ってきたという。

そして、アン女王はかつて次のようなコメントを残している。
「女性王族としての活動は、栄誉ある男性の活動と同等であるべきだと思うわ。」

その彼女の言葉は正真正銘の英国プリンセスとしての役割を再認識させてくれるもの! 最後にロバートは彼の視点から見るアン王女の姿について次のような言葉で締めくくってくれた。

「ティアラより乗馬ハットとブーツを好むアン王女は君主国家の進化の過程で重要な役割を果たしているのではないかと思います。つまり、女性であっても、必ずしも典型的な女性のイメージに従う必要はない、そして自分の人生は自分で築くことができるということをアン王女の行動は証明しているのです。」

自身の信念を見事に具現化し、人生を楽しむアン王女に“素晴らしい70歳のお誕生日、おめでとうございます。”というメッセージを添えて、エールを送りたい!

Words by Katie Langford-Foster / OK! Magazine
Photos © Mirrorpix


END.
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