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OK! INTERVIEW☆エミリア・クラーク: 『ゲーム・オブ・スローンズ シーズン 8 最終章』: “オーマイゴッド、もう二度とこの撮影はできないのね”(前編)
約10年間 デナーリスを演じたエミリアが「キャラクターと共に育った」と10年間を振り返る。

limited 2019.05.12

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アメリカ HBOのTVドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』の最終章となるシーズン8の撮影を終え、約10年間 デナーリス・ターガリエンを演じたエミリア・クラークが「キャラクターと共に育った」と10年間を振り返る。


エミリア・クラーク(Emilia Clarke)を最もよく表す2つの形容詞は、「面白い」と「大胆不敵」です。しかし、今ではアメリカ HBOのTVドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』(原題:Game of Thrones)での彼女の自己発見の旅が終わり、なかなか消えることのない悲しみも感じています。

今年4月、大成功をおさめた画期的なHBOシリーズは、最終シーズンとなるシーズン8最終章の公開(2019年4月15日、世界同時放送)、テレビ史の中でも最大規模の世界中の視聴者を確実に魅了することでしょう。エミリアは自身のファンに向けて壮大なクライマックスを迎える準備をするように伝えていました。「シーズン8はものすごいわよ…これまで見てきたことの全てというか、その何百倍もね。あなたのテレビが爆発するくらい!」

多くの共演者と同じように、エミリアは時代の終わりに伴って、避けては通れない感情的フォールアウトを経験しています。彼女は、最後の6話を撮影したことで「全てがより激しく感じられる。」ようになり、「この10年間が何を意味しているのか、今になって理解し始めたの。」と語ります。

最終章になるシーズン8のシーンを撮影している間、エミリアは彼女の心を一掃するような波打つ憂鬱を経験しました。「突然心を突くのよ...これで最後なのね!って。誰かと一緒にシーンを待っていたとき、彼の方を向いて“オーマイゴッド、もう二度とこの撮影はできないのね”って言ったの。涙が出てきたわ。」

もちろん、32歳のエミリアは、テレビ史上最も広く視聴されているテレビシリーズの一つで、中心的人物の1人を演じることに伴う劇的な変化には慣れています。
彼女は、プロとしての経験はほとんどないまま、ドラマスクールを卒業したばかりの新人女優としてその役を手にしました。それでも1年以内に彼女はゲーム・オブ・スローンズの主要プレーヤーの1人として浮上。それから10年後、小柄な(約160cm)英国出身の彼女は、ショーで過ごした時間と演じたキャラクターと共に彼女がどのように進化してきたかに強い力を与えられていると感じています。

「象徴的な役で信じられないほどインスパイアされた。」と話すエミリア。「最初、ダニー(Dany:エミリア演じるデナーリス・ターガリエン(Daenerys Targaryen))は服従的な人生に直面していたの。そして、彼女が1人の戦士や女性の強さの象徴へと進化していくのを目にするのはとても美しいし素晴らしいことだったわ。彼女はリーダーであり戦士であり、サバイバーなの。彼女の最も魅力的な部分は、男性の強さと女性の敏感さを兼ね備えていることね。」

「私はできる限りダニーの大胆不敵さと、彼女の決意や目的に対する感覚を受け入れるようにしているわ。でもそれは私の本性ではないの。私は非常に楽天的で脆弱な面を持っているし、そうあり続ける。でも(数年に渡って)自分自身を主張することは断然できるようになっているし、自分に対してもっと自信や確信が持てているわ。」

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最後のエピソードを撮影することは、エミリアだけでなく、サーセイ・ラニスター(Cersei Lannister)役のレナ・へディ(Lena Headey)やジョン・スノウ(Jon Snow)役のキット・ハリントン(Kit Harrington)を含め、『ゲーム・オブ・スローンズ』の共演者にとってもトラウマ的で心の浄化となるような出来事でした。
へディは、次のように述べています。「大きな悲しみがありました。二度とこのようなことは起こらないと思うと、大きな喪失感があります。」

ハリントンは最後の瞬間までシーズン8の最終回の台本を読むことを拒否し、最後のページにたどり着いたとき、涙が流れ始めたと話します。「どのシーズンも最終回の台本を読むでしょ。“シーズン1の最終話”、“シーズン2の最終話”ってね。でもその時は“『ゲーム・オブ・スローンズ』最終回”だったんだ。」

セットでの最終日、デナーリスとしてドラゴンに再び乗ることもなければ、血に満ちた戦い、そして重いブロンドのカツラに戻ることはないことを知り、“子供のように泣いた”というエミリア。「10年ってすごく長いの。自分の手足を失うようよ。ゲーム・オブ・スローンズのセットに初めて入ったとき、私はまだ22歳で子供だった。キャラクターと共に育ったの…(でもそれが今)終わったのよ。」


━━デナーリスは常にあなた自身のアイデンティティーの一部であり続けると思いますか?

ええ、私たちは一緒に成長したの。最初は無力な2人の女の子だったけれど、それから彼女は戦士へと進化し、私は確立された女優に進化したわ。私はデナーリスを通して多くの自己発見をした。

彼女は女性として極端な限界に追い込まれ、私はそれらを克服するために私の不安に直面して、同様のプロセスを経てきたの。時には午前3時に起きて、それでもその一部を生きているような、非常に興味をそそるプロセスだったわ。私は彼女から完全に自分自身を切り離すとは思わないわね。


━━『ゲーム・オブ・スローンズ』のプロデューサーたちは、シーズン8のストーリーの詳細が漏れないようにとても厳しかったですか?

キャストでさえ、最終シーズンが本当はどのように終わるのかは知らないの。私たちは色々なエンディングを撮影したわ。物語には様々な要素があって、キャラクターが多すぎるから、全体像の観点から実際に何が起こるのかを理解している人はほんのわずかよ。

長い間シリーズをフォローしてきたファンを含め、誰もが何らかの形で悲しみを覚えると思うわ。終わりに伴う喪失感は当然のことよね。でも並外れた旅の一部だったっていうこともあるわ。

INTERVIEW © WENN
PHOTOS © Regina Wagner / Future Image / WENN.com


後編へ続く・・・。
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