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OK! INTERVIEW☆ジリアン・アンダーソン: “私は生まれながらにして、フェミニスト思想の持主なの”(後編)
30年以上のキャリアを誇り、「X-ファイル」のダナ・スカリー役で成功を収め、記念すべき50歳を迎えたジリアン。

limited 2018.10.02

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「X-ファイル」のFBI捜査官ダナ・スカリー役で成功を収め、今年50歳の誕生日を迎えたジリアン・アンダーソン(Gillian Anderson)。


スカリーは、フェミニストの象徴となり、ジリアンは、エミー賞(Emmy Award)、ゴールデングローブ賞(Golden Globe Awards)、さらに数回に渡るSAG賞(全米映画俳優組合賞:Screen Actors Guild Awards)を獲得するという栄誉を手に入れている。

そして、スカリーの影響は演技の世界だけにとどまらず、彼女の演技を見た若い女性たちが今までは男性の分野と思われていた“科学”、“薬学”、“法律”などの分野に足を踏み入れて勉学に励むという社会的な変革をもたらしているにもかかわらず、当時の男性共演者、デイヴィッド・ドゥカヴニー(David Duchovny)は、ジリアンの4倍の報酬を手に入れていたということからも、まだ歴然とした男女差別意識が当然のこととして受け入れられていた。

そして撮影現場で出会った助監督のクラウド・クロック(Clyde Klotz)と1994年の元旦、ハワイで式を挙げたジリアンはその9ヶ月後に長女のパイパー(Piper)を出産するが、二人は結局挙式から3年も経たないうちに離婚することになる。

それから4年後、ジリアンは「X-ファイル」映画版を含めて3作の大作映画に取り組み、「X-ファイル」テレビシリーズは2002年まで続いて放映された後、無事その終止符を打った。そして再び変化を追い求める気持ちがジリアンをロンドンへ引き戻し、彼女は新しい挑戦として「ホワット・ザ・ナイト・イズ・フォー」(What The Night Is For)でウエストエンド・デビューを果たす。

さらにドキュメンタリーフィルム製作者、ジュリアン・オザーン(Julian Ozanne)と交際を始め、2004年に結婚するが、2006年には別居を表明し、結局この結婚も長続きはしなかった。
また同じ年、ジェームズ・マカヴォイ(James McAvoy)とフォレスト・ウィテカー(Forest Whittaker)との共演の下、アカデミー賞(Academy Awards)フィルム『ラストキング・オブ・スコットランド』(原題:The Last King of Scotland)に出演したジリアンは、ビジネスマンのマーク・グリフィス(Mark Griffiths)と交際を始め、同じ年の11月にはオスカー(Oscar)、そして2年後にはフィリックス(Felix)と、二人の息子を授かっている。

仕事上では一見成功の階段を上り続けているかのように見えるジリアンだが、私生活では弟のアーロン(Aaron)が神経線腫症と診断され、2011年脳腫瘍の為、30歳という若さで命を落としたり、かつて同性愛の相手かとささやかれたガールフレンドが亡くなるなど、悲しい出来事が重なっている。
この件に関して、ジリアンは「あくまでも、私個人の問題だと思うし、私のセクシャルな趣向について周囲がとやかく言うことはおかしいと思うわ。」と自身の見解を述べている。

2012年、パートナーのマークと別れた後、ジリアンは、イギリスのBBC Twoで 「The Fall」の「DSI Stella Gibson」(THE FALL 警視ステラ・ギブソン)に出演し、再び仕事に没頭するようになる。ちなみに、この作品は第3シリーズから成り立つ心理的なスリラー番組で、ジェイミー・ドーナン(Jamie Dornan)演じる、残忍な連続殺人犯ポール・スペクター(Paul Spector)とイタチゲームの逃走劇が展開されるという内容のストーリー展開である。

そして、2016年にはヤング・ヴィク・プロダクション(Young Vic Production)制作による空前のシアターヒット作『欲望という名の電車』(原題: A Streetcar Names Desire)でブランチ・デュボワ(Blanche DuBois)役に迎え入れられ、卓越した演技を披露している。また、ジリアンは自身初出版「ア・ビジョン・オブ・ファイヤー(A Vision Of Fire)」の共著者で、現在はその第三作目を執筆中との事である。

現在、テレビドラマシリーズ『ザ・クラウン』(The Crown)の脚本家 ピーター・モーガン(Peter Morgan)と交際しているというジリアンは、「X-ファイル」の最終シリーズ作品をちょうど仕上げ終えたところで、自身の人生とキャリアを振り返り、次のような感想を述べている。「やり遂げようというゴールを設定し、そのゴールに向かって突き進めば、何でも叶うということを教訓として受け止めて欲しいと思っているわ。でも、それには行動力と忍耐力、そして恐れに立ち向かう強靭な精神力が必要だということを忘れないで!」

FEATURE © ARABELLA RODEN / OK! MAGAZINE
PHOTOGRAPHS © TOBY HANCOCK / OK! MAGAZINE


END.
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