face book twitter
close
open




OK!J 限定記事
OK!J 限定記事

前の記事
次の記事

OK! INTERVIEW☆ヘレナ・クリステンセン:情熱について、個性について、自信について(前編)
モデルとしてのキャリアと同様に、写真家としても確固たる地位を築いている、ヘレナ。

limited 2018.04.11

OKJ.Helena Christensen.1.1_0.jpg

モデルとしてのキャリアと同様に、写真家としても確固たる地位を築いている、ヘレナ・クリステンセン。

「あなたの性格、あなたの生い立ち、視覚的に何があなたを刺激するか、写真はその撮影者について多くのことを教えてくれます。時には、被写体以上です。私は被写体のほんの一部をとらえますが、そこからは私の内面も写し出されます。」

「マグニフィセント・セブン」(the magnificent seven)との異名を持つ悪名高きグループ出身の元祖スーパーモデルの一人として最もよく知られているが、膨大な作品を持つカメラマンとして、また世界中のランウェイを優美に歩く姿で知られるモデル界のレジェンド、ヘレナ・クリステンセン(Helena Christensen)と、OK! は、彼女のカメラマンとしての最新プロジェクトのリリース日にお話しを伺うことが出来た。

モデルとしてのキャリアと同様に、彼女は写真家としても確固たる地位を築いている。「人々が私のことをカメラマンに転身した元モデルと思うのは理解出来ますが、実際には同時進行でした。写真家になるきっかけを作ってくれたのは父でした。」

彼女の最新プロジェクトでは、彼女は携帯電話業界の巨人、ファーウェイ(Huawei)と提携し、同社の最新フラグシップスマホ、P20及びP20proの発売に合わせて、彼らの新しいキャンペーン『シー・モア』(See More)の為に撮影を行った。
これらのスマホには、人工知能とライカのカメラのトリプルレンズが搭載されている。「技術的に進歩したカメラで撮影するのは、信じられない経験でした。」彼女は、またこの経験を他のプロジェクトに生かしたいと願っている。「私は、このスマホカメラで沢山の表紙撮影を手掛けられたらと願っています。写真の品質が大変優れていて、非常に高い解像度が得られますので、どの様な印刷物にも対応する事が出来ます。表紙撮影にも適しています。被写体に限り無く近づくことが出来ますので、ずっと簡単です。簡単に動き回る事も出来ます。焦点も素晴らしいです。表紙撮影の準備は出来ています。」

OKJ.Helena Christensen.1.2_0.jpg


ヘレナは、また熱心な旅行者としての側面も持っていて、モデルとして世界中を旅行している。彼女が思い描く夢のシナリオは、写真撮影依頼と彼女の旅への思いを組み合わせる事である。
「もし夢が叶うのなら、ファーウェイが私をハバナ(Havana)に派遣してくれることを願っています。私はハバナの光と構図と建築物に魅了されているからです。私のカメラでハバナのムードと雰囲気を捉えたいのです。荒れ果てた家の中での撮影、通り抜ける光、壁からの塗料の剥がれ、素晴らしいドレス姿で座っている美しい老女、そうしたものは息をのむ程の素晴らしさで、理想の姿です。」

驚くほど美しく、更に重要なことに、非常に暖かく、無邪気な魅力に溢れ、表現力豊かなヘレナと、彼女の最新プロジェクトの立ち上げを機に、活気溢れるパリの街で時間を共にし、情熱について、個性について、自信について、そして、女性が一緒に働く時にいかに魔法が起こるか、といった事について語り合った。

OKJ.Helena Christensen.1.3_0.jpg


━━写真家としてスタートして、モデルとして大変大きな成功を収め、また写真の世界に戻られたわけですが、そもそもどのようなきっかけで写真を始められたのですか?

私は、常に非常に視覚的な人間でした。私は私の周りにある全ての小さなものについて大変興味があります。私は、どこでもフレームを見て、小さな四角を覗きこんでいるのだと思います。カメラのレンズを通して見る事で、より多くの事に気付きます。あなたの周りの全ての小さなものを見る様に集中することで、あなたの周りの物をより多く見る事が出来る様になります。
私は、非常に審美的で視覚的です。私はこれまでずっとそうでした。カメラを手に入れて、19歳で世界一周旅行をした時が、間違いなく私の写真に対する情熱の出発点でした。私は長年非常に悪い写真を撮っていました。でも私が例外的に幸せで満足のゆく写真を一年に三枚撮影出来たとしたら、それで十分です。写真を撮るのは簡単です。でもユニークな写真を撮るのは簡単ではありません。
そこに入るのは様々な構成要素があります。私が撮影して気に入った写真の殆どは、意識して考えていませんでした。ただ撮れたのです。それが写真家としての私のゴールです。何よりもそうした瞬間を捉えたいのです。

OKJ.Helena Christensen.1.4_0.jpg


━━ファッション業界に長年身をおいてこられた訳ですが、そこで学んだ最も価値のある教訓は何でしたか? もしくはそこから学んでものは何ですか?

自分と向き合い続けて、自分の直感を信じる事です。あなたが遭遇する全ての経験に対してオープンな気持ちで好奇心を保ち続けて下さい。そして出来るだけ多くの知識を吸収して下さい。幸運にも私は伝説的な写真家と仕事をすることが出来ました。彼らからは技術的な面だけでなく、写真家であることの感情的な側面についても多くの事を学びました。私は、最も貴重な教訓は、教訓にさえならないと思います。それは第一に視覚に訴えるものに対して情熱を持つということです。それは、人生と人々への欲望と好奇心からくるものでなくてはなりません。


━━自分の正当な立場を主張したり、成功への情熱を探求し発展させている女性が増えています。そうした女性達の自信が揺らいだ時に彼女達にどのような助言をされますか? 

自信が揺らぐのは自然な事です。長い人生を通じていつでも起こります。人生には良い時もあれば悪い時もあります。自分を信じ直感に従うことです。それがあなたが追い求めている情熱である限り、あなたは正しい道を歩んでいることを忘れないで下さい。

OKJ.Helena Christensen.1.5_0.jpg


━━あなたのキャリアは、あなたが脚光を浴びて、世界を目の当たりにしてきたことを意味しています。成功し、影響力のある女性として、他人に刺激を与える存在である事をどのように認識されていらっしゃいますか?

写真家として、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)と一緒に旅行し、女性のポートレート写真を撮影し、彼女達の物語を言葉と写真で伝える私の仕事を通じて他人に刺激を与える事が出来るのであれば光栄なことです。
どのような形であれ、若者のお手本になれるのであれば、それは大きな成果です。どのような方法で影響を与える事が出来るのか分かりませんが、もしあなたが人生を優雅なやり方で歩み、自分自身と他人に対して敬意を持てば、良いお手本になる一つの方法だと思います。


━━現在、世界中で力強く、時には攻撃的な女性へのエンパワーメントの動きがあります。あなたの写真の世界で、モデルから写真家へといった、力強くはあるけれど静かで着実なエンパワーメントに対してどのように取り組まれていらっしゃいますか?

私は、これまでの人生でずっと二つのキャリアを持っていましたので、両方の仕事から大変多くの事を学び、それをそれぞれの仕事に生かす事が出来たかもしれません。技術を吸収し、被写体の本質を捉えようとする、といった事です。私は、被写体に対して敬意を払い、感心する事でその本質を捉えるようにしています。カメラを持って被写体に限り無く近づいて、手の中には空気しかないように感じた時には、あなたと被写体の間には、大きな物理的対象は存在しなくなり、被写体を脅かすように感じる事はありません。それはまるで壁の蝿のようなものです。

OKJ.Helena Christensen.1.6_0.jpg


━━あなたは、裸の女性をどのように撮影されますか(例えばあなたの『自然の中の女性』('Women in Nature')シリーズですが)? 露出した写真とは対象的に、それらの写真ではとても力強いものになっていますが、どのように撮影されていらっしゃるのでしょうか?

最も大切なことは、撮影中女性が心地よいと感じることです。そしてお互いに信頼関係があることです。多くの人にとってポートレート写真を撮影されることは、簡単な事ではありません。女性の体の形の美しさ。私の写真がそうした美しさを露出させるように世に出ることはありません。むしろ有機的なシルエットを撮影したいです。
私は、女性の友人に私を撮影してもらいます。そしてそれについて情熱を感じる事は、このプロセスの大変重要な部分です。私は、多くの女性カメラマンと一緒に働いています。多くのカメラマンは実際には、私の方からお願いしました。彼女らの作品に興味があったのと、私を被写体としてどのように解釈するのかを見るのに興味があったからです。
別の女性と一緒に仕事を作り出し、お互いの頭の中に入り込むようで、とても刺激的です。そこには絆があり、その中から相互に敬意を払うことで信頼が生まれ、自分自身をもっと見せて、あなたの脆弱な側面を見せる方法になります。一緒に働く女性には何かがあります。私にはそれが何であるか分かりませんが、そこにはとても美しいものがあります。

Feature by Emma Radford / OK! International
With thanks to Helena and Huawei
Images © Alex Lambrechts


後編へ続く・・・。
CATEGORYから記事を読む